一般的に、ムードラとは、エネルギーの流れをコントロールし、それを脳に送るための 「手や指のジェスチャー」のことです。指先を丸めたり、交差させたり、伸ばしたり、他の指や反対の手に 合わせたりすることで、肉体と交信することができます。手のひらの部位は、様々な肉体と精神の部位に 対応しています。ここでは一般的なムードラをご紹介します。各ムードラを行う際は、できるだけ力を 入れますが、指先が白くなるほど力を入れないようにしてください。これは、エネルギーが上腕に向かって あるナディ(プラーナと呼ばれるエネルギーの経路)へと流れるのを感じるためです。

親指の先と、人差し指の先につけ、円をつくり、知識と能力を刺激します。 人差し指は木星のシンボルで、親指はエゴ(自我)を表します。グヤン・ムードラは、 受容性と冷静さを与えます。

丸めた人差し指の第一関節を親指の第一関節の下につけて円をつくります。知能を活性化させます。

土星のシンボルとされる中指の先を親指の先にあわせ、円をつくります。忍耐力が得られます。

天王星と太陽のシンボルとされる薬指を親指の先につけ、円をつくります。エネルギーを与え、 健康と第六感を得ることができます。

水星のシンボルとされる小指の先を親指の先につけ、円をつくります。 明瞭で直感的な交信能力が得られます。

男性の場合は、左手の小指を一番下にして、右手の親指が一番上になるように、手のひらを組み合わせます。 女性はその逆で、右手の小指を一番下に、左手の親指が一番上になるように手のひらを組みます。 左右の金星丘(親指の付け根の盛り上がった部分)を押し付け合わせます。官能性、性的能力、 性腺バランスの経路を開き、セックスに集中できるようになります。

両手のひらをあわせます。陰陽バランスを整えます。


男性は、手のひらを上にして右手を左手の上に、重ねます。女性は左手を右手の上に重ねます。 両手の親指同士をくっつけます。大切な物を手の中にそっと持つような感じで。
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